1泊2日 大阪・神戸ケーブルカー乗車の旅
神奈川県の有料老人ホームにお住まいのU様と1泊2日での大阪・神戸へのご旅行にご一緒させていただきました。
今回の旅の目的は、乗ったことがないケーブルカ－と惜しくも廃止となるケーブルカ－に乗る事です。
今回もプランや行程をご自身で練られ、宿・交通機関もご自身で手配されました。
当日は、お天気にも恵まれ行楽日和な旅の出発となりました。
ご入居施設から一般タクシ－と在来線を乗り継ぎ、品川駅より新幹線に乗車。
1日目の目的地となる神戸へ向かいました。
2021年4月より東海道・山陽新幹線に導入された新型車両の「N700Ｓ」に乗車されました。新型車両には、車いすスペ－スが6席設けられ、移乗席ありのスペ－スが3席、車いすに乗車したままのスペ－スが3席あり、既存の車両に比べて広々としています。
惜しくも10月末日をもって終了となる「のぞみ」の車内販売も利用されました。
新神戸駅に到着後、地下鉄・JR・一般タクシ－を乗り継ぎ、摩耶ケーブル駅へ向かいました。
駅周辺・ケーブルカ－乗車まで階段が多くありましたが、駅員さんにもご協力いただき、手摺に掴まりながらの階段も安全に移動する事ができました。滑り止め付きの手袋を準備され、目的達成の為にU様、意欲的に身体を動かし移動されました。手動型の車いすであれば、駅員スタッフの方が補助して下さり乗車する事ができます（乗降口の幅制限等もあるので、詳細は事前に駅にご確認ください）。
ケ－ブルカ－に乗車し急斜面の移動となります。登った先でロ－プ－ウェイに乗り継ぎます。ロ－プ－ウェイの駅の途中まで駅員さんに車いすを持ち上げのご協力をいただき、手摺を使ってロ－プ－ウェイ駅に辿り着きました。
ロ－プ－ウェイに乗り、摩耶山の山頂近くにある「掬星台（きくせいだい）」へ向かいました。
掬星台では、バス時間まで少しあるので、展望広場から神戸の街から大阪湾までを見渡せるパノラマ景観を楽しまれました。
標高700ｍの摩耶山山頂付近にある掬星台は、日本三大夜景スポットに数えられ、夜になると名前の由来通り「手で星を掬（すく）える」ほどの絶景を眺める事ができます。
バスに乗車し六甲山を経由し、六甲山ケーブルカ－にも乗車されました。
1日目の目的を達成され大変満足されているご様子でした。
その後、ご自身で手配された大阪市内のホテルへ向かい1日の疲れを癒されました。
2日目午前中は、大阪市内の訪れたことがない駅等を巡り入場券の購入や写真撮影を行われました。
Ｕ様、過去に訪れた駅の切符をコレクションされ、ご自身のＳＮＳにも積極的に投稿されているそうです。
午後からは、2日目の目的となる「妙見の森ケーブルカ－」の乗車駅に向かいました。
惜しくも今年の12月に64年という歴史に幕を閉じる事となった「妙見の森ケーブル・リフト」。臨時便を出すほど多くの鉄道ファン・乗客が訪れていました。
駅員さんのご協力も得て妙見の森ケ－ブルカ－に乗り、ご自身のカメラにも多くの写真を納められました。
ご自身で行程を考えられ、ケーブルカ－乗車の目的を達成されたＵ様、お疲れのご様子なく達成感・満足感に溢れた2日間となりました。
ご一緒させていただき、ありがとうございました！