車いすを利用しています。 飛行機に乗れますか?
車いす利用の方も、もちろん飛行機に搭乗できます。
外出の際に車いすをご利用の方が、空の旅を楽しむための空港でのご搭乗手順とポイントをご紹介します。
(1)航空券を購入
1.航空各社のホームページや旅行会社などで、航空券を購入します。
2.航空各社のホームページで購入の場合、車いす利用、係員の介助など、空港内や機内でのサポートを希望する場合は、あらかじめ情報を登録しておきましょう。または航空会社へ電話をして希望するサポートの内容を伝えましょう。
(2)出発空港到着、チェックイン
1. 空港に到着したら、まずはご利用航空会社のチェックインカウンターへ。
2. チェックインカウンターで係の方と、予約の確認や座席の確認をします。
※ 羽田空港の場合、チェックインカウンターは、2階(出発ロビー)にあります。
※ 福岡空港の場合、チェックインカウンターは1階(出発ロビー)にあります。
※ 時間に余裕をもって、出発便の1時間前の空港到着をお薦めしています。
※お手伝いが必要なお客さま専用デスクが設けられている航空会社もあります(ANA・JAL等)
(3)空港用の車いすに乗り換える
1. ご自身の車いすをカウンターで預けて、空港用車いすに乗り換えます。
※基本は空港用の車いすに乗り換えますが、搭乗口までご自身の車いすに乗っていたい場合は、ここでリクエストしましょう。
2. 空港係員に手伝っていただきたいことや要望などあれば、相談しましょう。
(4)セキュリティチェック
1. 出発ゲートを通り、保安検査場を通過します。
2. 機内に持ち込めないもの(危険物など)を保安検査場に入る前に確認しておきましょう。
3. 検査(セキュリティチェック)は車いすに座ったまま受けることができます。
4. 身につけている荷物をはずし、ポケットに入れている携帯電話なども出しましょう。
(5)搭乗口へ
1. 保安検査場を通過したら、搭乗口へ。
2. トイレは機内に乗り込む前に、搭乗口近のトイレで済ませておくと安心です。
3. (3)-1でご自身の車いすを預けていない場合は、ここで係員に預けて空港用車いすに乗り換えます。
(6)事前改札で機内へ
1. 事前改札サービスで他の乗客より先に機内に入ります。(小さなお子様連れやご妊娠中の方々も事前改札で機内へ入ります。)
2. 通路は狭いので、腕や肘・手などがぶつからないように気をつけましょう。
3. 空港用の車いすは大車輪が外せるので、車いすのまま通路を通りお席の横まで移動できます。
↓大車輪を外します↓
↓大車輪が外れました↓
↓大車輪が外れた状態↓
↓スロープの用意がある場合もあります↓
4. 機内席まで来たら、車いすから座席へ移乗します。その際、係員に手伝ってもらいたいことがあれば具体的に伝えましょう(ひじ掛けがあがる席と、あがらない席があります。座席指定時に確認しておきましょう)。
5. 機内用車いすに対応したトイレが設置してある航空機もあります。飛行中のトイレ利用は、シートベルトサインが消えている間に済ませましょう。
(7)到着!
1. 飛行機が着陸したら他の乗客が降りた後に、空港用車いすに乗り換えて航空機を降ります。
2. 到着ロビーで係員からご自身の車いすを受け取りお乗り換え。
(8)酸素ボンベ、電動車いすご利用の方へ
ストレッチャーのご利用、医療電子機器や酸素ボンベご利用の場合は、医師の診断書の提出が必要となります。詳細は航空各社のHPでご確認ください。
ANAおからだの不自由な方の相談デスク
JALプライオリティ・ゲストサポート
電動車いすご利用の場合、航空機に搭載するバッテリーの種類により、個数や電力消費量(Wh-ワットアワー)の制限があります。
http://www.mlit.go.jp/common/001005802.pdf
(9)まとめ
いかがでしたか?車いすでの飛行機利用方法をポイントをご理解いただけましたでしょうか。これなら、飛行機に乗って出かけられるかもと思っていただけたかと思います。
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詳しくは以下からご確認ください。
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