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車いすで新幹線に乗る方法は?

車いすで新幹線に乗るのが初めての方でも安心して新幹線を利用していただくための乗車手順とポイントをご紹介します。


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車いすで新幹線に乗るための乗車手順とポイント

1.新幹線の車いす対応座席もしくは多目的室(個室)を予約する

ご予約の方法は、新幹線車いす対応座席の予約方法からご確認ください。
※多目的室(個室)の予約ができるのは、特段の事情がない限り東海道・山陽・九州新幹線のみとなります。

2.乗車当日、駅改札で入場手続きとサポートの依頼をする。

乗車当日は、新幹線へ乗車するまでの時間の他、トイレや食事等の購入等を考慮して時間に余裕を持って駅に到着するようにしましょう。
改札で入場手続きを行った後、スロープの準備、乗降の介助、荷物の運搬など駅係員さんに必要なサポートを依頼しましょう。
心配な方は、事前に予め乗車駅に電話をして、サポートの依頼や確認をしておくと安心ですね。

3.新幹線に乗車する

エレベーターを利用しホームに向かいます。トイレや食事等の購入が済み時間が余ったら待合室などで待機します。乗車時間が近くなったら駅係員さんが案内・誘導してくれます。
乗車すると中で車掌さんが待っていてくれる場合もあります。

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4.予約をした車いす対応座席もしくは多目的室(個室)を利用する

東海道新幹線の場合、11号車が車いすご利用の方に対応している車両となります。
新幹線では、事前に予約をしていた「車いす対応座席」か「多目的室(個室)」へ案内していただけます(写真は東海道新幹線N700系)。

車いす対応座席 

車いす対応座席は、原則として全ての新幹線車両に設置されています。設置車両(号車)は路線や車両によって異なります。代表的な路線・車両では以下のようになっています。

新幹線名車いす対応座席
東海道・山陽新幹線16両編成全車両11号車の12番C席と13番C席
山陽・九州新幹線N700系7号車の9番B席と10番B席
東北・上越・北陸新幹線E2系(10両編成)普通席:10号車1番C席
グリーン車:9号車12番C席
東北・上越・北陸新幹線E2系(8両編成)8号車1番C席、7号車12番C席(グリーン車)
東北新幹線E5系普通席:5号車12B席
グリーン車:9号車14番B席
秋田新幹線E6系12号車1版B席と1番C席
北陸新幹線E7系普通席:7号車11版C席と12番C席
グリーン車:11号車16番B席(グリーン車)

これらのスペースは車両によって異なりますので、予約時にご確認ください。

普通車の場合、3列シートの1列が空いたスペースが車いす対応座席となります。
車いすに座ったままでもいいですし、座席シートに乗り移れるようでしたら座席シートに移動して利用できます。座席シートへ乗り移った場合の車いすの置き場は、空いたスペースの車いす対応座席に置く、もしくは特大荷物スペース(利用する場合は事前予約が必要)に置きます。※特大荷物スペースは東海道・山陽・九州新幹線のみ事前予約が必要となります。
車いす対応座席には車いすを固定できるベルトが備えつけられています。

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多目的室(個室)

新幹線には、ほぼ全列車に多目的室が設置されていて、車いす対応座席の近くに設置されています。
多目的室をご利用される場合、車いすに座ったまま、車いすから座席シートに移動する、座席シートの背もたれを倒すと簡易ベッドになるので横になるなど、用途に応じた形で利用できます。
座席シートを倒す場合は、必要に応じて係員さんにサポートしてもらいましょう。

多目的室内は、手すり、荷物を置く網棚、鏡、コンセント、介助者用の椅子などが設置されています。
※多目的室内の設備や広さは新幹線車輌によって異なります。
簡易ベッドにし横になる場合は、枕などを持参するとより快適に過ごすことができます。
多目的室利用中は、中から鍵をかけるようにしましょう。
多目的室は、赤ちゃんの授乳やオムツ交換、体調不良の方も利用されています。
上記の理由でデッキで待たれている方がいたら、予約で貸し切っている旨を伝えましょう。
また、多目的室を予約していない場合でも、空いていれば身体の不自由な方は優先で利用できるので、車掌さんに利用したい旨を伝えましょう。

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5.車いす対応トイレを利用するには

車いす対応の多機能トイレは、車いす対応座席および多目的室の近くに設置されています。
トイレ内は、手すり、オストメイト専用設備などが設備されています。
新幹線移動時は、トイレ内も揺れますので、利用する場合は、停車中に利用する、介助者にサポートしてもらうなど安全に利用するようにしましょう。

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6.新幹線を降車する

降車する駅に近づいたら、車いすに乗り移る、荷物をまとめるなど降車する準備をしましょう。
デッキと降車する駅のホームに係員さんが待っていてくれます。

改札口とホームまでの間は駅係員が誘導してくれます。
新幹線から在来線特急列車や在来線への乗り換えは駅の構造上かなりの時間を要する場合があります。
計画段階で余裕を持った時間帯の列車を選ぶことも大切ですね。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?
車いすで新幹線に乗るのが初めての方でも安心して新幹線を利用していただくための乗車手順とポイントをご紹介してきました。
あんしんトラベルでは、新幹線を利用するのが初めての方、新幹線の予約は自分でできるけど、当日の付き添いのみサポートして欲しい方など、様々なご要望に応じて対応させていただきます。

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