介護施設入居中の方と北海道釧路へ2泊3日|高齢者の旅行付き添い事例
千葉の介護施設にお住まいのS様の今年2回目となるご旅行にお付き添いさせていただきました。 今回は甥御様 姪御様との北海道釧路への旅行です。

この日は朝から台風という大荒れのお天気だったので飛行機が飛ぶのかとても心配でしたが、幸いにも台風が早く通り過ぎてくれたおかげでお昼過ぎに無事に釧路空港に到着することができました。


最初に訪れたのは丹頂鶴自然公園です。S様は展示されている鶴の剥製を見て「大きいねぇ!」と感動していました。また自然の中にいる丹頂鶴も見に行きました。

その後、この旅の一番の目的である釧路ハリストス正教会を訪れました。ご家族の皆様が信徒でいらっしゃり、神父様とお話ができて大変有意義な時間を過ごすことができました。


この日の夕食は北海道ならではの毛ガニを堪能させていただきました。S様いわく「カニは何といっても毛ガニがイチバンよ!」と大満足していました。

2日目の朝食はホテルの17階のレストランでいただきましたが、窓の外は霧で真っ白な世界でした。

タクシーで摩周湖へ。霧が立つ中での移動となりましたが、道の駅でお買い物をしたり、ドライバーさんおすすめの北海道ラーメンのお店に立ち寄ったりして楽しい1日を過ごされました。


この日の夕食は霧に霞む夕焼けを見ながら洋食のコース料理をいただきました。 御年90歳にして全てご自分の歯で、ディナ-を召し上がられました。

3日目は、北海道三大市場の一つと言われる「和商市場」へ。マグロ、ホタテ、いくらなど何十種類もある具材から好きなものを選んで自分だけの海鮮丼を作っていただきました。さすが北海道、どれも新鮮で美味しかったです。

S様は次なる夢をついでに、今度はご自分がお若い頃に働いていた街に思いを馳せて、無事に3日間のご旅行を終えることができました。
S様、次は博多です。
この度はありがとうございました。
今回のサポートにおける専門的アセスメント(振り返り)
- 航空機ご利用時の移動サポートについて
羽田空港・釧路空港では航空会社のスペシャルアシスタンスサービスを利用し、航空会社の貸出用車いすによる移動や優先搭乗などの支援を受けながらご搭乗いただきました。
事前に座席位置や必要なサポート内容について航空会社と調整を行い、できるだけ歩行距離や待機時の心身への負担を軽減できるよう配慮しています。
また、台風の影響を受け、利用予定の航空便に遅延がありましたが、航空会社の指示に従い慌てずに行動し、ご本人様のペースに合わせて適宜トイレ誘導や休憩をとりながら安全に移動することができました。 - 排泄ケアと夜間対応について
ご旅行中は日中・夜間ともにこまめなトイレ誘導とパッド確認を行いました。
特に夜間帯は複数回のトイレ介助が必要であったため、ご本人様の排泄リズムを把握しながら対応しています。
清潔保持に努めるとともに、安心してお休みいただける環境づくりを心がけました。 - 体調管理と行程調整について
長距離移動や観光による疲労を考慮し、ホテルでは適宜休息時間を確保しました。
また、摩周湖では霧や小雨の影響があったため、無理に展望台へ出向くことはせず、道の駅でのお買い物やタクシーのドライバーさんお薦めのラーメン屋へ行程を変更するなどして、ご本人様の体力や安全面を優先した臨機応変な行程調整を行っています。 - 水分・服薬管理について
ご旅行中はお食事や休憩のタイミングに合わせて水分摂取の状況を確認しながら、服薬管理を行いました。
90歳を迎えられても食欲は良好で、北海道ならではのお食事を楽しんでおられるご様子が印象的でした。
体調管理と旅の楽しみの両立を意識しながらサポートしています。 - ご旅行全体を通して
今回のご旅行では、丹頂鶴自然公園や釧路ハリストス正教会への訪問、ご当地ならではのお食事などを通して、北海道での時間をゆっくりと楽しんでいただくことができました。
台風や霧、小雨、航空機遅延など予定変更のリスクがある中で、移動・排泄・休息・服薬などのサポートを行いながら大きな体調変化なく3日間をお過ごしいただくことができました。
S様が今回の北海道旅行中に次の旅への想いを語られていたことからも、今回の旅が、今後の楽しみにつながる時間になっていたことがうかがえました。
飛行機を利用したご旅行や、宿泊を伴う高齢者のご旅行をご検討の方は、介護旅行の付き添い・旅行手配はこちらもあわせてご覧ください。