ロンドン・パリ8日間~美術館を巡る旅~
ナショナルギャラリー|大英博物館|オルセー美術館|ルーブル美術館|オランジェリー美術館|ピカソ美術館
都内にお住まいのI様とロンドン・パリへの旅をご一緒させていただきました。
I様は10年程前よりパーキンソン症を発症され、現在も病と付き合いながら生活を送られています。
そんなI様から「病状が辛いのは家にいても旅行に行っても同じ。それなら行けるうちに美術館巡りをしたい」とご旅行のお話しをいただきました。
体調の悪い日は不安になることもあったそうです。
打ち合わせを重ね、荷物の準備もお手伝いさせていただきながら旅行当日を迎えました。
前日は羽田空港のホテルに宿泊し出発日を迎えました。
空港に直結で便利良く快適なホテルでした。
羽田からロンドン、約14時間のフライトです。
機内では映画を観たりゆっくりと過ごしました。
無事にロンドンに到着。
ホテルは大英博物館から近くの「ホリデー イン ロンドン-ブルームズベリー ホテル バイ IHG」へイギリスらしい大きなお部屋にバスタブもあり、ゆっくりとお休みいただき明日からの旅に備えました。
(1日目)ロンドン ナショナルギャラリーへ
13世紀のルネサンス期の宗教絵画から20世紀後期の印象派コレクションまで約2300点を超える名画が集結しています。
ナショナルギャラリー前の聖マーティンインザフィールズ教会へ
ちょうどミサの時間で美しい讃美歌を聴く事ができました。
ランチは教会地下のカフェへ
(なんと、床はお墓になっています)
ナショナルギャラリー前のトラガルファー広場現地ガイドさんと一緒に
ゴッホの「ひまわり」をはじめモネ、セザンヌ、スーラなどの印象派から世界的に知られる有名画家の傑作品を身近に感じる事ができました。
ナショナルギャラリーの締めくくりはシエナ派の特別展を鑑賞しました。
1日目のディナーは伝統的な英国パブでフィッシュ&チップスとビールをいただきました!
(2日目) ロンドン 大英博物館
大英帝国が冨と力で収集した世界中のあらゆる時代の傑作コレクションが集結。
収蔵品は約800万点と言われています。
I様より事前に見たい作品を伺っていました。
古代エジプト、古代ギリシャ、アッシリアの世界に浸りました。
ディナーはギリシャ地中海料理を堪能しました。
ロンドンでお世話になったガイドさんとは駅でお別れ
(3日目) ロンドンからパリへ
パリへはユーロスターに乗って車窓からの景色も楽しみ、美味しいお食事をいただきながらの移動です。
約2時間半でパリに到着
統一感のある歴史を感じる白色の建物が並び、どこを切り取っても絵になる街並みにうっとりしました。
パリの宿泊はマレ地区にある「1K Paris」
アートなお洒落なホテルです。
こちらにもバスタブがありゆっくりと湯船に浸かれました。
3日目のディナーはパリの大衆食堂ブイヨンへ
人気店で行列が絶えません。
エスカルゴに生牡蠣、鴨の燻製など美味しくいただきました。
(4日目) オルセー美術館へ
印象派をはじめとする19世紀美術の壮大なコレクションが常設展示で4000点以上を誇る世界的に有名な美術館です。
1900年のパリ万国博覧会に合わせ建てられた鉄道兼ホテルが美術館に生まれ変わったのは1986年。外観内観とも駅舎の面影を残した大時計は見ものでした。
4日目のディナーは「バドーパリジャン」 セーヌ川でのディナークルーズを楽しみました。
船上から眺めるルーブル美術館やパリの街並みと美味しいお料理。優雅なひと時でした。
パリの日没は22時と夜が長くディナークルーズ後の20時頃も明るいので急遽、エッフェル塔へ (個人旅行の醍醐味ですね!)
(5日目) ルーブル美術館へ
王宮所蔵の美術品から始まりナポレオンの戦利品など世界中の美術品が集まった世界最大級の美術館。敷地面積は7万㎡以上。とにかく広いです。
建物内は広く、エレベーターを利用しての移動はなかなか難しくお目当ての作品に辿りつくのに苦戦しましたが、、、現地のガイドさんに助けていただきながら鑑賞を楽しみました。
ルーブル美術館でのランチもおしゃれで美味しくいただきました。
館内は多くの人でいっぱいでしたが、車いすユーザーには優しく優先され作品を近くで鑑賞することができました。
2日間、パリでお世話になったガイドさんとホテルのロビーで
最後の夜はフレンチをいただきました。
定評あるグルメガイドでベスト.ビストロに選ばれた人気店。日本人シェフ篠塚大さんのお店です。パリジャンにも愛される本格派フレンチです。「レザンファンジュール」
どのお料理も丁寧で美味しく、美しく、パリ最後の夜。
思い出になる素敵なお店でした。
(6日目) パリ最後の日です
朝はホテルでのんびりと、、の予定でしたが、、、ゆっくりしているのはもったいない??近くにピカソ美術館がある!!「行きましょう!」と急遽チェックアウトの前にピカソ美術館へ
ホテルからすぐ近くにありました。
リフトが途中で止まって閉じ込められたりと
ハプニングもありましたが、、、、。
周りの方に助けられ(それも良い思い出に、、)
ピカソの世界を楽しみました。
午後は、マドレーヌ寺院
ショパンのお葬式も行われた歴史ある教会を見学しました。
家具博物館
ランチの後はオランジェリー美術館へ
モネの「睡蓮」で有名な美術館です。
I様が楽しみにされていた美術館の一つです。
楕円形の部屋に入ると壁一面に飾られた睡蓮が水辺の風景の世界に引き込んでくれるようでした。 モネを感じながらゆっくりと鑑賞されていました。
最終日にお世話になったガイドさんと
8日間ロンドン、パリ、美術館を巡る旅は素晴らしい芸術作品に触れ、その世界に浸り、想像する。とても贅沢な毎日でした。
病気だからといってあきらめることなく好きなことをする。好きな場所に行く。旅に出る。少しのサポートがあれば夢は叶う。
ご一緒させていただきましたI様とのご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。