有料老人ホーム入居中のご夫婦と熱海へ|思い出の介護旅行サポート事例
都内の有料老人ホームにお住まいのM様ご夫婦。ホームへ入居される前にお二人でよく行かれていたという、熱海後楽園ホテルへまた行きたいという想いを叶えてあげたいと息子様よりご相談・ご依頼をいただき、1泊2日での熱海への介護旅行をサポ-トさせていただきました。



ホ-ムより、車いす2台で乗車できる介護タクシ-に乗り、東京駅に向かいました。
安全にご旅行を楽しんでいただけるよう、付き添いスタッフ2名体制でお付き添いさせていただきました。


東京駅から特急列車の「踊り子号」に乗り熱海へ。



列車に揺られ、車窓を眺めながら道中で食べる駅弁も旅の楽しみの一つですよね。


熱海駅到着後、介護タクシ-で熱海後楽園ホテルへ。よくお二人で車で熱海に旅行されたそうです。


お天気にも恵まれ、記念写真もたくさん撮りました。


お部屋から眺めるオーシャンビュ-の景色も最高ですね!


お父様は、ご旅行前より温泉に入るのをとても楽しみにされていたそうです。
熱海後楽園ホテルでは、大浴場にシャワ-キャリ-と手すりが設置されています。安全にご入浴いただけるようサポ-トさせていただきました。


ご入浴後は、ビュッフェレストランでのディナ-です。和洋中60種類以上からなるメニュ-を存分に愉しまれました。


お父様は、晩酌を嗜まれ、お母様は、甘い物がお好きという事でたくさんのスイ-ツを召し上がられました。
ユニバ-サルル-ムにご宿泊され、夜間帯、安全にお休みいただけるよう、スタッフがお伺いしサポ-トさせていただきました。

ホ-ムへお戻りになる道中、楽しい旅行だったと話されていたM様ご夫婦。息子様も旅行が実現できた事を喜ばれ感謝のお言葉をいただきました。
行きたいところに行く旅の実現の一助となれました事を私どもも大変嬉しく思います。
ご一緒させていただき、ありがとうございました。
今回のサポートにおける専門的アセスメント(振り返り)
- 入浴介助におけるリスクマネジメント
お父様は温泉入浴へのニーズが高く、大浴場ではシャワーキャリーと手すりを活用し、転倒・ふらつき・急な立ち上がりに留意しながら入浴介助を行いました。入浴前のバイタルチェックを実施し、全身状態を確認したうえで介助したことで、リスクを最小限に抑えながら温泉を楽しまれる時間につなげることができました。 - 食事・服薬・排泄面への個別対応
食事場面では、アレルギーや複視による食べこぼしに配慮し、摂食状況を見守りながら支援しました。服薬では一時的な拒否が見られたため、無理に促さず服用できるタイミングで服薬の調整を行いました。また、排泄時には下衣の上げ下ろしや立位排尿に注意し、清潔保持と転倒予防の観点から適宜介助を行いました。 - 認知面の特性と夜間帯の転倒リスク
お父様は、こだわりが強くなると同じ発語を反復され、声かけが入りにくくなる場面がありました。そのため、不穏・拒否・指示理解低下がみられる場面では、過度な介入を避け、環境調整と見守りを中心に対応しました。夜間帯には転倒がありましたが、外傷・疼痛・身体動作・バイタルサインを確認し、異常がないことを確認したうえで、施設およびご家族へ申し送り共有を行いました。今後は夜間せん妄や徘徊様行動、転倒リスクを想定した見守り体制の検討が必要と考えられます。 - 旅行全体の総括
今回の旅行は、身体機能・認知機能・排泄・服薬・入浴といった複数のケア課題に対し、個別性を重視した介護計画とリスク管理を行いながら実施したサポートでした。ご夫婦で思い出の場所を再訪し、温泉や食事、景色を楽しまれたことは、心理的安定や意欲の向上につながる有意義な機会であったと考えます。
有料老人ホームにご入居中の方の宿泊旅行や、車いすをご利用のご夫婦での温泉旅行をご検討の方は、介護旅行についてもご覧ください。