東京から大阪へ 新幹線の多目的室を利用した転居サポート

東京の病院から、大阪の施設への転居サポートをさせていただきました。
退院時には、病棟のスタッフのみなさんが見送ってくださいました。
M様の優しいお人柄がうかがえます。
病院から介護タクシーで新横浜駅まで向かいました。

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骨折のため、入院されて、久しぶりの外出で緊張されていましたが、「新幹線に乗るのは久しぶり」と笑顔を見せてくださいました。
以前はよく娘様のところへ、新幹線で遊びにいらしていたそうです。

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多目的室では、車窓から、富士山とお弁当を楽しまれました。

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お食事後、お身体の負担を少しでも柔らげるように、イスからベッドへ変換して、休んでいただきました。

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新大阪駅から介護タクシーで施設まで向かいました。
介護タクシーでの移動中、桜も見ることができました。

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「今回の移動で、車や新幹線に乗って、外出する自信がつきました!」と嬉しそうに話してくださいました。

新しい環境で、お元気に楽しい時間をお過ごしください。

今回のサポートにおける専門的アセスメント(振り返り)

  • 残存機能を活用した安全な排泄介助とADLへの配慮:多目的トイレでの介助において、ご本人様の「わずかに立位が保持できる」という身体機能を的確にアセスメントしました。スタッフの首に手を回していただき、腰をしっかりと支えることで、安全性を確保しながらオムツの着脱と便座への移乗を完結させています。全介助ではなく、ご本人の保持されている力を引き出す介助は、自尊心の保持と安全な移動を両立させるために不可欠な介護的視点・関り方法です。
  • 安楽な姿勢の保持と除圧(体圧分散)への介入:長時間、同一姿勢で車いすに乗車し続けることは、腰痛や背部の疲労、ひいては褥瘡(床ずれ)のリスクを高めます。今回の行程では、ご本人様の状態を観察しながら適宜背もたれの角度を調整することで、腰や背中にかかる負担の軽減を図りました。細やかなポジションチェンジ(体位変換)を行うことで、長距離移動に伴う身体的な苦痛を最小限に留めることができました。
  • 新幹線の多目的室機能を活かした休息環境の構築:新横浜から新大阪までの長距離区間において、新幹線の多目的室の「座席をベッド状に変換できる」機能を最大限に活用しました。車いすからベッドへの移乗を行うことで、移動の途中に臥床(横になる)時間を設け、体力的な消耗を抑えるための環境設定を行いました。この休息の確保が、施設到着時まで体調を安定させる鍵となりました。
  • 計画的なタイムマネジメントとスムーズな導線確保:新大阪駅到着の15分前にベッドから車いすへの移乗を済ませるなど、降車後の移動を見据えたタイムマネジメントを実施しました。新幹線から介護タクシー、そして施設への引き継ぎまで、一連の行程を逆算して準備を進めることで、ご本人様を急がせることなく、精神的・身体的にゆとりのある「安心できる移送」を実現しました。

新幹線を利用した長距離の転院・転居をご検討の方は、転院・転居付き添い介護についてもご覧ください。