2025.03.25
カテゴリ:08.転院・転居
東京都の病院から生まれ故郷・岡山県の介護施設へ 新幹線での転居サポート
今回、姪っ子様からのご依頼を受け、東京都の病院から生まれ故郷である岡山県の介護施設までのN様の転居移動にご一緒させていただきました。

東京の病院から職場の同僚の方々にお見送りいただき、介護タクシ-に乗車し新横浜駅に向かいました。

お仕事で長年お車の運転をされていたN様、道にもお詳しく、介護タクシ-車内では「乗せてもらうのも良いもんだね」と和やかに会話が弾みました。


新幹線は、多目的室(個室)を手配させていただき、ご昼食は、横浜にお仕事に来た時によく食べていたという、シュウマイ弁当を車窓を眺めながら召し上がられました。


お天気も快晴で、車窓より見事な富士山を見る事ができました。

岡山駅に到着後、介護タクシ-に乗り継ぎ、ドライバ-様と地元話に花が咲きました。
岡山の介護施設へご到着後、姪っ子様へ疲れる事なく、とても楽しい旅ができたと話されていたそうです。
安心してご移動いただけた事を大変嬉しく思います。
ご利用いただきまして、ありがとうございました。
今回のサポートにおける専門的アセスメント(振り返り)
- 認知・心理面へのアプローチ:脳梗塞の後遺症による記憶障がいがあり、移動中に「これからどこへ行くのか」という不安が時折見受けられました 。私たちは、ご本人様が安心できるよう、定期的に行程表を一緒に確認し、現在地と次の目的地を具体的にお伝えしたり、ご家族様のお話を行う事で、心理的な安定への働きかけを行いました 。
- 残存機能を尊重したADL(日常生活動作)のサポート:事前に施設担当者やご家族様より、お身体の状態を共有させていただき、左手での自力摂取や、手すりがあれば自立可能な排泄動作など、保持されている高い身体機能を最大限活かすことを重視しました 。過剰な介助を避け、適切な環境設定(多目的トイレの選定や見守り)を行うことで、安全性を担保しながらも、ご本人様の自尊心と身体機能の維持に努めました 。
- 環境設定による身体的負担の軽減:新幹線移動においては「多目的室」を事前に確保し、車いすから座席への円滑な移乗をサポートしました 。周囲の視線を遮ることができるプライベートな空間を確保することは、長距離移動における精神的な疲労を軽減し、リラックスした状態で昼食や休息を取っていただくために不可欠な設定でした 。
- 馴染みのある体験を通しての効果:長年住み慣れた東京を離れるという大きな環境変化に対し、かつてお仕事で車の運転をよくされていたという車(介護タクシ-)での移動や、お仕事で馴染みのあった「崎陽軒のシュウマイ弁当」を昼食に召し上がられたりと、過去のポジティブな記憶と繋がる体験は、転居に伴う不安やストレスを和らげ、「楽しい旅行のひととき」へと昇華させる効果がありました 。
遠方の病院から施設へのご移動や、新幹線を利用した長距離の転院・転居をご検討の方は、転院・転居付き添い介護についてもご覧ください。